必要な機材について

Podcastを始めるために

Podcastを始めるには、適切な機材を揃えることが大切です。
スマホでも録音や編集は可能ですが、快適な番組を届けるためには機材選びが重要になります。
音質はリスナーの印象を大きく左右するため、最低限の機材を用意し、クリアな音声で配信することが望まれます。
本記事では、Podcast配信に必要な基本的な機材と選び方を解説します。

必要な機材

1. PC/スマートフォン
2. マイク/ボイスレコーダー
3. オーディオインターフェース
4. ヘッドホン

1. PC または スマートフォン

Podcastの収録・編集・配信には、PCまたはスマホが必要です。
高音質な音声編集や細かい調整をしたい場合はPCが適しています。
一方、手軽に始めたい場合はスマホでも十分対応できます。

2. マイク または ボイスレコーダー

音質を左右する最も重要な機材がマイクです。
適切なマイクを選ぶことで、ノイズを抑え、聞きやすい音声を録音できます。

マイクは大きく分けて「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類あります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。

必要な機材について

また接続方法について、
USBタイプや3.5mmプラグ、XLR接続のマイクがあります。

USBマイク

USBマイクは、PCやスマホに直接接続できる手軽さが魅力です。
特別な機材を用意する必要がなく、初心者でも簡単に録音を開始できます。
ただし、音質はXLRマイクに比べると若干劣ることがあるため、音質にこだわりたい場合は注意が必要です。

XLRマイク

XLRマイクは、プロ仕様の音質を求める人向けのマイクです。
オーディオインターフェースを使用してPCに接続するため、より細かい音の調整が可能で、スタジオレベルの収録ができます。
音質を最優先したい場合におすすめですが、初期コストがかかる点には注意が必要です。

3.5mmマイク

3.5mmマイクは、小型でスマホやPC、カメラなどに接続可能です。屋外収録やモバイル環境での録音に適しています。手軽に使える上、コンパクトながら十分な音質を確保できる点が魅力です。
特にピンマイクは、衣服に取り付けられるため、ハンズフリーでの録音が可能で、目立たないデザインが特徴です。
ただし、USBマイクやXLRマイクと比べると音質劣ることもあるため、こだわった音作りをしたい場合は別の選択肢も検討すると良いでしょう。

ボイスレコーダー

ボイスレコーダーは、単独で録音が可能なため、屋外や出先でのインタビュー収録に最適です。
ノイズキャンセリング機能や複数のマイクを搭載しているものもあり、クリアな音を録音できるモデルもあります。
ただし、データをPCに移して編集する必要があります。

3. オーディオインターフェース

オーディオインターフェースとは、XLRマイクをPCにつなぐための機器です。
複数のマイクを接続できるモデルもあります。
ノイズの影響を抑える「プリアンプ」や、録音時の音量を調整する「ゲインコントロール」という音質を向上させる機能が備わっており、クリアでバランスの良い音声を収録できます。

USBマイクを使う場合は、このオーディオインターフェースは不要です。

あると便利な機材

1. ヘッドホン
2. ポップガード
3. マイクスタンド、アーム

1. ヘッドホン

ヘッドホンを使うことで、「音量バランスは適切か」「ノイズが入っていないか」などをリアルタイムで確認できます。また、編集時にも音質の細かい調整が可能になります。
イヤホンでも代用できますが、音の細かいニュアンスを確認できるモニターヘッドホンを使用すると、よりクオリティの高いPodcastを収録できます。

2. ポップガード

ポップガードは、マイクに向かって話す際に発生する「パ」「バ」などの破裂音（ポップノイズ）を軽減するためのアイテムです。
Podcastではクリアで聞きやすい音声が求められるため、音割れやノイズを防ぐポップガードがあると良いです。

3. マイクスタンド または マイクアーム

Podcast収録では、マイクを適切な位置に固定することが重要です。
マイクを手で持ったまま話すと、振動音や位置のズレによる音量変化が発生しやすくなります。
マイクスタンドやアームを使用することで、録音の安定性向上につながります。