メディア・コンテの特徴

  • 1. 声なき想いに物語を

    誰にでも語るべき物語があるでしょう。でも自分にとって何が物語になるのか、それをどう語るか、意識していない人が多いのではないでしょうか。その人たちは、もやもやした想いや不満を抱えながらも、それを表現するすべを知らず、日々の仕事や生活のなかで、お仕着せの物語を生きています。その人たちの言葉にならない言葉、声なき想いに形を与え、物語にしていくことがメディア・コンテの目的です。

  • 2. 遊びから芽生える物語

    それでは、声なき想いを物語にしていくには何が必要なのでしょうか。
    「話す」という行為と違って、誰かに対して語るという行為は、日常とは異なる視点からものごとを見たり考えたりすることが必要になります。そこでメディア・コンテでは、日常の自分から離れて新たな発想をもたらすために、わくわくするゲーム的プログラムを数多く準備し、参加者間の出会いを通した、思いもかけないアイディア、表現を生み出そうとしています。

  • 3. 対話から紡がれる物語

    物語とは、自分の中からだけ生まれるものではなく、それを語りかける誰かとの間に生まれてくるものです。誰かの話に耳を傾け、そのなかから物語の種を見いだし、それを芽吹かせていくのは、語り手と聞き手の共同作業です。自分にとって当たり前のことが誰かにはとても面白いことだったり、その逆があったり。対話によって自分自身やその環境を見直すことで、新たな視点や世界観を得ることができるようになります。

  • 4. ローカルメディアとの恊働

    作られた物語は、完成後、参加者全員で視聴するほか、地元ケーブルテレビなどでも放送してもらいます。同じ地域に暮らしていても、その地域の人が何を考え、どんなことを想っているのか、話したり、聞いたりする機会は意外とないものです。メディア・コンテでは、ローカルメディアとの恊働によって、ワークショップの場を開かれたものにすると同時に、ローカルメディアにも新たな視点や方法を注ぎ込むことができればと考えています。

Our workshops-toward the collaborative storytelling with local students

Media Conte – Collaborative and Playful Workshop for Digital Storytelling

Media Conte is a collaborative workshop of digital storytelling, particularly targeting marginal voices. Completed digital stories are shared with other people by uploading them to a website and broadcasting them on local cable television channels.

Many ordinary Japanese people tend to hesitate expressing their opinions and they are often not self-aware of the stories they want to express. In other words, they are too shy to show their feelings. Our workshops are attempts to seek out the model of digital storytelling in Japanese society in order to give voice to the general citizens.

In order to pick up the seeds of people’s untold stories, we thought that storytellers need partners who will communicate with them and listen to their stories. In order to have university students serve the role of the partner for the storytellers, we set a service-learning program at the Community Collaboration Centre in our university. In the program, university students are expected to cooperate with the participants by helping to generate stories, organizing stories and editing video clips. They are serving as facilitators, editors, and co-creators.

デジタル・ストーリーテリングとは?

1990年代以降、アメリカ・カリフォルニアを発信源としたデジタル・ストーリーテリング実践が世界的に話題になっています。デジタル・ストーリーテリングとは、20枚程度の写真(時に動画)とナレーションで、自分の生活や記憶をめぐる2分程度の映像ストーリーを制作するワークショップ型のメディア実践を指します。普通に暮らす人びとの大事な記憶や感情のかけらが映し出されたシンプルな映像は、デジタル時代のソネットや俳句にも例えられています。