Eugineのオレゴン大学で開かれたIAMCR(International Association for Media and Communication Research)大会のパネル“From Hiroshima to Fukushima: Redesigning Communication Processes for Nuclear Crisis”で、IAMASの金山智子先生と“The role of Community Media under Nuclear Emergency Conditions in Fukushiama”と題して発表をしてきました(2018.6.21)。
会場はかなりの聴衆で、また活発な質問があり、福島をはじめとする日本の現状とメディア報道や人々の記憶に関しての関心の高さを感じました。聴衆からの「なぜ日本人は君らも含め、そんなにmoderateにこの問題を扱うのか」という問いはある種の批判と捉え、今後の研究に生かしていきたいと考えています。研究自体もOn going。深みのある調査結果を出したいです。
さて、会場となったオレゴン大学があるEugineは土曜日のマーケットが有名なのですが、こうした誰でも出店できるマーケットのようなものが日本でも定期的にあったらと思います。手作りのアクセサリーや有機農産物といった定番のお店の他にも、手作りのホウキとか、マッサージしてあげるとか、趣味の延長でお小遣い稼ぎや町の人とのコミュニケーションを楽しむ空間になっています。園芸でコミュニティを活性化する試みや、平和のための手作りコミュニティラジオなど、仕事とプライベートの中間にパブリックな空間があることに豊かさを感じました。